テレビ朝日アナウンサーの清水俊輔氏による「社会人になる前に知っておきたい実学セミナー」を開催しました

Date:2025.12.17 大学の取り組み?行事

12月11日(水)、本学キャリアセンター主催の「テレビ朝日出前授業」が、3号館(種月館)205教場にて開催されました。「テレビ局のプロが実践する 伝える力とコミュニケーション能力」をテーマに、テレビ朝日アナウンサーの 清水 俊輔 氏が登壇しました。

清水氏は2023年のWBC決勝において日本代表の優勝決定実況も担当されており、ニュースや取材、そしてスポーツ中継の現場で培われたスキルを基に、就職活動やサークル、アルバイト、社会に出てからも必須となる話して伝えるための「技術」と「メンタル」、そしてスムーズなコミュニケーションの「コツ」を紹介しました。

「人は人の話を聞いていない」ことを前提に、「何を話せばいいか分からない」や「どうすれば簡潔に伝わるか」といった悩みを解決するため 、話し方と書き方の構造的な違いを解説しました。聞き手を飽きさせずに引きつけるポイントを中心に、立候補した学生によるアナウンスの実演が行われました。

また、初対面での緊張や人間関係の構築、そして「相手に好感や信頼感を与える立ち振る舞い」に直結するコミュニケーションのコツに焦点が当てられました。清水氏は、会話のレベルを「1を聞いていくつ返ってくるか」で数値化し、相手のタイプ(言葉数が少ないタイプか、よく喋るタイプか)を考えることや、相手の話を集中して聞くことの大切さを説き、実際に初対面の学生同士の対話も実践されました。

講演の最後に、自身の経験から、学生生活や就職活動で意識してほしいこととして、「自分のタイプを認識し、『1』聞かれたら『1』答えられる人を目指すこと」の重要性を強く訴えかけました。質疑応答では、仕事に関する相談や、就職活動での悩み、会話力を高める方法などについて快活に回答がなされ、講演は終始笑いも誘いながら盛況のうちに終了しました。この講演は、テレビ業界やアナウンサー職に興味がある学生だけでなく、日常生活、サークル活動、アルバイトにも活かせる内容が盛りだくさんとなりました。

当日は約100人の学生が参加し、また、講演後に清水氏は学生の個別質問にも丁寧にご対応いただきました。「とてもタメになった」「頭に入ってきて、あっという間の90分間だった」「話すこと苦手意識について諦めていたが、学びを活かしたい」などといった感想が寄せられ、スキルを身につける機会となりました。

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